2023年2月28日に、世界知的財産権機構(WIPO)はジュネーブで最新の報告書を発表した。同報告書によると、2022年に中国出願人が特許協力条約(PCT)を通じて提出した国際特許出願件数は7.0015万件に達し、前年比0.6%増となり、引き続き世界第一位にランクインした。

同報告書によると、2022年に、PCT出願件数は0.3%増加し、総計27.81万件に達し、史上最高の件数を記録した。インド(+25.4%)と韓国(+6.2%)のPCT出願件数が急激に上昇した。

【IP5庁のPCT出願件数(2015-2022)】

原文の図表

PCT国際出願件数の上位5カ国は、中国(7.0015万件、前年比0.6%増)、米国(5.9056万件、前年比0.6%減)、日本(5.0345万件、前年比0.1%増)、韓国(2.2012万件、前年比6.2%増)、ドイツ(1.7530万件、前年比1.5%増)であった。

中国の電気通信大手ファーウェイのPCT出願の公開件数は7,689件で、2022年も引き続き出願人トップとなった。出願件数の2位は、韓国のサムソン電子(4,387件)、次いで、米国のクアルコム(3,855件)、日本の三菱電機(2,320件)、スウェーデンのエリクソン(2,158件)の順位となった。サムソン電子が44.3%増とトップ10の中で最も高い伸び率を示し、2位に躍り出た。日本電信電話(NTT)も急成長して24.9%の伸び率を示し、2022年には5つ順位を上げて7位となった。

2022年に、中国出願人のPCT出願件数が急増しており、その中、BEIJING XIAOMI MOBILE SOFTWARE CO., LTD.(2021年の48位から21位に順位を上げた)とCHANGXIN MEMORY TECHNOLOGIES, INC.(2021年の82位から29位に順位を上げた)が目立っている。

教育機関において、PCT出願の上位10校のうち3校が中国の大学であった。それぞれは浙江大学(2022年に309件を公開)、蘇州大学(2022年に306件を公開)清華大学(2022年に174件を公開)であった。蘇州大学は、上位10校の教育機関の中で最も高い伸び率を示し、2021年のPCT出願件数のほぼ2倍となった。

(※下表における件数は公開件数を指す)

原文の図表