最近、中国国内で初めて特許保険業務に携わる信達財産保険株式会社の広東支社(以下「信達保険公司」という)が保険責任を履行し、広東省佛山市新概念磁電設備有限公司(以下「新概念公司」という)に RMB2.04万元(約25万5千円)の特許保険金を支払った。これは中国国内で初めて支払が完了した特許保険の事例である。

2010年に新概念公司と信達保険公司の間で特許侵害保険契約が締結された。対象は「除鉄機」を含む4件の特許で、特許ごとの保険料金はそれぞれ RMB 2000元(約2万5千円)であった。

2011年7月、新概念公司は、許諾を得ていない鉱業会社と陶器機械企業による商品「除鉄機」の製造、使用及び販売という特許侵害行為に気付いた。2012年初めに、新概念公司は裁判所に訴訟を提起し、裁判所は同年2月23日に事件を正式に受理した。

当初締結した特許保険契約によると、賠償金は勝訴・敗訴で決められるのではなく、特許侵害案件が裁判所で受理された場合に、保険会社は保険契約に従って相応な賠償をすることになっていた。本案が受理されてから、信達保険公司は新概念公司の賠償要求に素早く対応した。

「以前にも多数の侵害行為に気付いたが、権利保護のコストが高いため、権利保護行動が正式に展開できなかった」と新概念公司の責任者は記者に述べた。また、「特許保険は最高で保険料金の6倍の賠償金を獲得できる。この金額は高くはないが、私たちのようなイノベーション型の小企業にとっては大変有用である」と述べた。(2012年5月18日)

出典:http://www.sipo.gov.cn/mtjj/2012/201205/t20120518_693473.html