WIPOの世界知的財産指標(World Intellectual Property Indicators: WIPI)報告書によると、知財出願の件数は、過去の景気低迷時の傾向とは異なり、COVID-19のパンデミックの真っ最中であった2020年も堅調で、2021年には急増した。
中国(+5.5%)、韓国(+2.5%)およびインド(+5.5%)では、現地での特許出願件数が大きく伸びたことで、2021年の世界全体の出願件数の伸びが後押しされ、アジアの出願シェアが全体の3分の2を超えるまでに押し上げられた。一方、米国(-1.2%)、日本(-1.7%)およびドイツ(-3.9%)では2021年、現地での特許活動が減少した。
2021年の世界全体の特許出願件数は合計340万件であったが、そのうち、中国特許庁(CNIPA)では2021年に159万件を受理した。この数は、世界ランク第2位から第13位の計12官庁の総計に匹敵する。中国に次いで、米国特許商標庁(591,473件)、日本国特許庁(289,200件)、韓国特許庁(237,998件)、欧州特許庁(188,778件)の順となった。これら5庁を合わせると、世界全体の85.1%を占めた。
【IP5庁の特許出願件数(2019-2021年)】


